東城信之介

1978年長野県生まれ、2004年東京造形大学造形学部美術学科比較造形卒業、05年同大学研究生修了。自身の心象風景や無意識に見えてしまう虚像を、金属板や工業製品の表面に大小の傷やサビなどを施すことで具現化(パレイドリア現象)している。SHINaNOBOYaは幼少期のイマジナリーフレンドで自身の記憶の中で初めて作った造形物であり2018に実家で発掘された。それ以降欠かせないモチーフの一つとなり素材の制限が無くなるきっかけにもなった。存在というものにフォーカスした制作スタイルは絵画にとどまらず彫刻やインスタレーション作品など多岐に展開している。2023「冷蔵庫は◻︎かった。」parcel  /  2022年GUCCIでの個展「Doria Parade」や瀬戸内国際芸術祭2022に出展。「SICF18」「VOCA展2019」にはグランプリを受賞。2020年には美術館初個展「口から入って届くまで」(小海町高原美術館、長野)を開催。「Sharing the Future」(タイ・チェンマイ大学)や中国・広州でのレジデンス「対流風景 Convective Scenery 2018」(広州53美術館)に参加するなど国内外で活動している。