K&Oのギャラリー建築について

Designed by Kompas

2021年12月


 

 

 

K&Oは、西船橋(千葉県船橋市)でのギャラリー建設工事が完了したことをお知らせします。

 

ギャラリーが入る建物は、K&Oを運営する株式会社西治のために建築事務所のKOMPASによって設計されました。KOMPASの代表を務める小室舞氏は、ヘルツォーク&ド・ムーロンでアソシエイトを務め、香港のM+美術館設計でプロジェクト・マネージャーを務めていました。本建物はKOMPASの日本における初の本格的なアートギャラリープロジェクトです。

ギャラリーは、西船橋駅から徒歩10分、千葉街道沿いに位置し、背後には山野浅間神社の松林が広がっています。この建物は、地域社会に文化的な貢献をしたい、郊外の立地を活かし、どこからでも来てもらえるような美術館のような空間を作りたい、という西治の思いを実現したものです。

建物の外観は、黒色の燻瓦が特徴的です。これは、以前この場所にあった蔵の屋根瓦に呼応したものです。また、高さや傾斜がそれぞれ異なる7つの鋸状の屋根も、来場者に強い印象を与えています。

3階のメイン展示スペースは、最も高いところで約6メートルの高さがあり、北側から降り注ぐ柔らかな自然光で豊かな鑑賞体験ができるように設計されています。1階のギャラリーは落ち着いた空間で、素材感のある壁が目を引きます。 

照明は美術館照明のプロフェッショナルである灯工舎が担当し、ランドスケープは国内外で庭園づくりの実績があるN treeが担当しています。

建物写真はすべて、東京を拠点に活動する建築写真家、Vincent Hechtが撮影しています。

 

ギャラリーは訪問者を迎える準備ができており、最初の展示については近日中に発表される予定です。 

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

 

K&O

2021年12月31日