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坂本夏子: Tiles | Signals — unexpected dimensions

過去 exhibition
2023年7月1日 - 8月5日
  • 概要
  • プロフィール
  • 作品
  • 展示風景
  • イベント
  • 概要
    このたびKanda & Oliveira では、坂本夏子の個展「Tiles | Signals ─ unexpected dimensions」を開催いたします。坂本にとって4 年ぶりの個展となる本展では、油彩の大作から小品まで、そしてドローイングや立体など、あわせて100 点ほどの新作で構成された個展となります。 坂本は、絵画を描くことによって「まだ無い世界」を追い求めてきました。 彼女の制作活動に一貫しているのは、描くことの方法論に対する強い意識です。初期から継続的に描かれてきた「タイル」は、坂本の絵画に欠かせない重要なモティーフです。さらに2019 年に発表された作品では「シグナル」という新たなモティーフが登場し、それまでの坂本の絵画やその制作の方法論が大きく変わる契機となりました。従来の坂本の作品に不可欠であった人物像(少女)が姿を消し、彼女の絵画はより抽象化を遂げ、次なる展開を予感させました。 そして今回、坂本は「まだ無い世界」を描くための方法論的な実験をさらに推し進め、多様なものにしています。この個展で発表されるさまざまな大型の絵画では「タイル」と「シグナル」が掛け合わされ、これまでにない驚くべき幅のある作品群の展開が可能となっています。大作の制作の傍らで生まれた、個々に実験性の高い立体や小作品などとともに、まさに「まだ無い世界」が広がる展示となります。つねに挑戦的な制作の実験をやめない坂本の最新作の数々を是非ご覧ください。 「Tiles | Signals ─ unexpected...

    このたびKanda & Oliveira では、坂本夏子の個展「Tiles | Signals ─ unexpected dimensions」を開催いたします。坂本にとって4 年ぶりの個展となる本展では、油彩の大作から小品まで、そしてドローイングや立体など、あわせて100 点ほどの新作で構成された個展となります。

     

    坂本は、絵画を描くことによって「まだ無い世界」を追い求めてきました。
    彼女の制作活動に一貫しているのは、描くことの方法論に対する強い意識です。初期から継続的に描かれてきた「タイル」は、坂本の絵画に欠かせない重要なモティーフです。さらに2019 年に発表された作品では「シグナル」という新たなモティーフが登場し、それまでの坂本の絵画やその制作の方法論が大きく変わる契機となりました。従来の坂本の作品に不可欠であった人物像(少女)が姿を消し、彼女の絵画はより抽象化を遂げ、次なる展開を予感させました。
    そして今回、坂本は「まだ無い世界」を描くための方法論的な実験をさらに推し進め、多様なものにしています。この個展で発表されるさまざまな大型の絵画では「タイル」と「シグナル」が掛け合わされ、これまでにない驚くべき幅のある作品群の展開が可能となっています。大作の制作の傍らで生まれた、個々に実験性の高い立体や小作品などとともに、まさに「まだ無い世界」が広がる展示となります。つねに挑戦的な制作の実験をやめない坂本の最新作の数々を是非ご覧ください。

     

     

     

    「Tiles | Signals ─ unexpected dimensions」にむけて

     

    気がつけば、17 年ものあいだキャンバスに油絵具のタイルを並べていますが、わたしにとって絵を描くこ とは、今も不自然で不自由な行為のままです。自分の心地よさと、絵が自由であることは、まるで関係が ありません。でも、絵を描くことでしか、後戻りできないこの現実をわたしは考えられない。だから、生 きることは自由をもとめて描くことでもあります。わたしがそうするには、描くためのあたらしい方法が いつも必要です。 

     

    そちら(未来)でも、絵を描くことは、まだ無い世界にふれる方法ですか? 最近は、あなたの影をたくさ ん呼び込める絵画の次元はどういうものだろうと、ずっと考えています。あなたは予期しえず刻一刻とす がたを変えてしまうけれど、過去と今のあいだに因果があるのなら、今は未来の影をいくつも内包してい るはずで。それらをなんらかの色やかたちで抽出することは、とらえることができない「今」の位置をは かる手がかりになるのではないかと思えてしまいます。

     

    そして、未来の影としてあらわれるシグナルたちを、どこかに送信してみたくて。 

     

    2023 年5 月 

    坂本夏子

     

     

     

    また、本展に合わせて制作された冊子も7 月1 日よりギャラリー内にて発売いたします。新藤淳氏とのメールによる往復書簡も収められており、坂本の絵画制作の方法論の深化を理解するために必読といえます。

  • プロフィール
    坂本夏子
    Artists

    坂本夏子

    1983年熊本県生まれ。東京都在住。

     

    坂本は絵画を構築する独自の方法論を追究し、一人の作家が同じ時期に描いたとは思えないほど多様な作品を生み出す画家である。描くときに自身にルールや条件を課すことで制作行為の自由をあえて制限し、エラーや失敗と思える要素も含み込んでいくことで予測を超える絵画空間を実験的につくりだそうとする。それは予測に基づく最適解が重視される現代社会のなかで、そこから逃れる思考のモデルを絵画でつくる挑戦でもあると坂本はいう。


    坂本はキャンバスに下描きをせず、部分から描いていく。完成図があらかじめ用意されていることはなく、描くプロセスにおいては「すべての一手が分岐点」だと彼女は考える。原則的に一度描いたところに後戻りはせず、部分ごとに完成させる。そのルールの下では、造形要素が画面に増殖していく過程で絵画空間におのずと歪みが生じる。初期から描かれてきた造形要素であるタイルが張りめぐらされた歪んだ空間に、自身の分身のような女性たちが描かれた作品は坂本の代表作となった。坂本が扱う要素はその後、ピクセルのような筆触やドット状の形態などへと展開され、近年では過去の様々なアーティストたちの造形実験も意識し、より原理的に描くことの思考を深めている。

     

    愛知県立芸術大学美術学部油画専攻卒業、愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画・版画領域修了、愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。

  • 作品
    • Natsuko Sakamoto, 6 years, 2016-2022
      Natsuko Sakamoto, 6 years, 2016-2022
    • Natsuko Sakamoto, 7 weeks, 2021
      Natsuko Sakamoto, 7 weeks, 2021
    • Natsuko Sakamoto, 89 months, 2015-2023
      Natsuko Sakamoto, 89 months, 2015-2023
    • Natsuko Sakamoto, Tiles | Signals (study #1), 2021
      Natsuko Sakamoto, Tiles | Signals (study #1), 2021
    • Natsuko Sakamoto, Tiles | Signals, quantum painting 001, 2021
      Natsuko Sakamoto, Tiles | Signals, quantum painting 001, 2021
    • Natsuko Sakamoto, 交差するシグナル, 2020
      Natsuko Sakamoto, 交差するシグナル, 2020
  • 展示風景
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  • イベント
    • 坂本夏子, アーティストトーク
      News

      坂本夏子

      アーティストトーク 2023年7月30日
      Summer Homework : 坂本夏子、絵画の課題 「Tiles | Signals ─ unexpected dimensions」展では、新藤淳氏と梅津庸一氏を迎え、 出品作家の坂本夏子とともに3人によるトークイベントを開催します...
  • ビューイングルーム

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